馬渕晃子 展

2024年 7 月 13 日(土)〜 8 月 4 日(日)

水曜~日曜 : 11:00 ~17:00
展覧会最終日: 11:00 ~16:00

休 廊 : 月曜、火曜

作家在廊:7月13日(土)、14日 (日)  13:00 ~16:00
両日ともに 14時からは作品について話をします。是非、お気軽にお越しください。

馬渕晃子展 - 自然と存在の美学

あーとらんどギャラリーは、2024年7月13日から8月4日まで、馬渕晃子さんの個展を開催いたします。この展覧会では、馬渕さんが描く自然との一体感や存在の儚さをテーマに、彼女の新しい作品群を紹介します。

展覧会概要
* 期間: 2024年7月13日(土)〜8月4日(日)
* 時間: 水曜日から日曜日、11:00から17:00まで(最終日は16:00まで)
* 休廊日: 月曜日、火曜日
* 作家在廊: 7月13日(土)、14日(日)13:00〜16:00(両日とも14:00から作品についてのトークを開催)

香川県三豊市生まれの馬渕晃子さんは、2010年の「トーキョーワンダーウォール公募」(東京都現代美術館)や「群馬青年ビエンナーレ2010」(群馬県立近代美術館)で注目を集めました。その後も、「ART OSAKA 2016」(大阪)や「ARK Art Award 2018」受賞展(京都)、「Lumieres du Printems」(フランス)などで多くの展示会に参加し続けています。直近では、2023年に松坂屋上野店で個展「色彩のゆらめきと共に」を開催し、2024年には香港の「Blooming〜開花展〜」にも出展予定です。

馬渕晃子さんの作品は、広大な自然の中で感じる自分の存在感を探求し、その中での美しさと儚さを表現しています。彼女は画面の奥行きを追求し、青を深く沈める表現や、水彩絵具の滲みを利用して、広がりや柔らかさを追求してきました。近年では、雲や雪、霧といった「白」に魅力を感じ、その透明で形のない特性を通じて、自然の感覚を描き出しています。

今回の展覧会「馬渕晃子展」では、馬渕さんの新作が中心となります。これらの作品は、自然との一体感をさらに深く掘り下げ、「白」を主題にしたものが多く展示されます。曖昧な形の中に広がる空気感や香りを感じさせるこれらの作品は、観る者に自然との一体感とその中での存在の儚さを強く訴えかけます。馬渕さんが自然の中で感じた微細な感覚を、絵画を通じて体験していただけることでしょう。

あーとらんどギャラリーは、この特別な展覧会を通じて、馬渕晃子さんの繊細かつ深遠な芸術世界を皆様にお届けできることを嬉しく思います。芸術を愛する皆様には、この機会をお見逃しなく、ぜひご来場いただき、馬渕さんの作品が語る自然と存在の物語に耳を傾けていただければ幸いです。

馬渕晃子

香川県三豊市生まれ
2010 トーキョーワンダーウォール公募
2010(東京都現代美術館、東京)
    群馬青年ビエンナーレ2010(群馬県立近代美術館、群馬)
2016 ART OSAKA(ホテルグランヴィア大阪、大阪)
2018 ARK Art Award 受賞展(ランデヴーギャラリー、京都)
2019 俊英作家展(大丸心斎橋店 美術画廊、大阪)
    Lumieres du Printems(Galerie Mona Lisa、フランス)
2020 馬渕晃子展〜揺らめく光の中へ〜(高松市塩江美術館、香川)
2021 馬渕晃子展〜かすかなカタチ〜(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、香川)
2023 馬渕晃子展〜色彩のゆらめきと共に〜(松坂屋上野店、東京)
2024 Blooming〜開花展〜(P M Q元創方 Art & Crafts Studio H401、香港)
その他展示多数

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馬渕晃子 作品について

広く深い自然の中では、自分の存在を証明できるのは自分しかおらず、その空間の中で自分も自然の一部なのだと強く感じる。その強くもはかなく、美しくも怖い自然に‘存在’が溶け込むような感覚をとどめておきたい、そんな空間を描きたい。

これまで、画面の奥へ奥へ空間を求め、青を深く沈める表現に惹かれたり、水彩絵具の滲みを利用し、広がりややわらかさを追究したり、具体的な形を曖昧にしながら微かな生命感と湿度を帯びた空間を大切にしてきた。

現在も描きたい空間は変わらないが、最近は「白」に魅力を感じてる。雲、雪、霧…日常でもよく目にする「白」は掴もうとすると透明になり形がなくなってしまう。全ての色を反射して見えるその色は、様々な表情を持ち、私が自然に感じた感覚に近い部分があるように思う。「白」の曖昧さの向こう側に広がる空気や香りを画面から引き出せたら、と思い制作している。