長谷川隆子 展

2023年3月4日(土)〜3月26日(日)

水曜~日曜 : 11:00 ~17:00
展覧会最終日: 11:00 ~16:00

休 廊 : 月曜、火曜


今回の個展では、長谷川さんは下記の予定で在廊しますので、作品制作でいろいろ苦労した点や作品の狙いなど、気軽に声をかけて楽しい団欒のひと時をお過ごしください。
3月4日(土) 14:00~17:00
3月5日(日) 13:00~16:00
3月12日(日) 13:00~16:00
3月26日(日) 13:00~16:00

美術家テキスト
四国には森林が多く、吉野川や仁淀川など日本有数の一級河川があり、古くから各地で手漉き和紙の文化が発展してきた。 その滑らかさや美しさに魅了され、「切り絵」の手法を用いた美術作品を制作、発表を続けている。
2016年頃から、「その場所でしか生み出せないもの」「調和」をテーマに、作品と照明による空間全体を使ったインスタレーションを展開。 瀬戸内国際芸術祭や山なみ芸術祭への参加をきっかけに、地方各地それぞれの持つ歴史や風土、風俗を、美術を通して発信したいと考えるようになり、2022年秋に「夢食む」を発表。霊獣「獏」がモチーフであり、悪夢を食べることで有名だが、鉄や銅、武器をも食べるとされている。
人類の歴史は、常に「戦争」「災害」「疫病」に見舞われ続けてきた。医療が発展した現在においてもパンデミックが起こり、戦争がはじまり、世界は目まぐるしく変貌している。「獏」が創造された当時に思いを馳せると、平和や安らぎを望む人々の願いや念を具現化させたカタチであったのではないかと私は思う。 本展では、そのような民話、寓話をモチーフにした新作と共に自然や生き物をモチーフにした小作品を展示する。
2022年11月
長谷川隆子

長谷川隆子 Hasegawa Takako

切り絵作家
京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。香川大学非常勤講師。芸術士®。自身の帰郷を機に、四国各地に伝わる和紙の文化と出会う。その滑らかさや美しさに魅了され、「切り絵」の手法を用いた美術作品と照明による空間全体を使ったインスタレーションを展開。四国中央市出身、香川県在住

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