筆塚稔尚 展

2022年10月15日(土)〜11月13日(日)

水曜~日曜 : 11:00 ~17:00
展覧会最終日: 11:00 ~16:00

休 廊 : 月曜、火曜

美術家在廊 : 
美術家は、前半と後半の2回にわけて在廊します。美術家に気軽に声をかけて下さい。
前半部の日程ー10月15日(土)、16日(日)
後半部の日程ー11月12日(土)、13日(日)

 あーとらんどギャラリーでは、国内外を舞台に心象風景を繊細な描写で版画に展開することで知られている筆塚稔尚さんの展覧会を10月15日(土)から11月13日(日)まで開催することをお知らせします。筆塚さんは、現在東京を拠点に活動しています。

 筆塚さんは1957年に香川県で生まれ、1983年に東京芸術大学大学院で版画を専攻し、1989年から1年間、カナダ政府からの給費でアルバータ州立大学に留学。その後1999年から文化庁芸術家在外研修として、ポーランドのクラコウ美術大学やウッジ美術大学に滞在されました。

 近年の彼の活動は、国内の美術館では、2019年に高松市美術館、2018年の国立西洋美術館、2017年の香川県ミュージアム企画展などの展覧会へ招待出品。また海外では、2016年のルーマニアのクルジュ=ナポカ美術館、2013年のロンドンのマイルエンド・パークにあるアート・パビリオン、2010年イスラエルのティコティン美術館などの招待出品があります。

 今回の個展の特徴は、豊かな明暗の階調表現ができる銅版画のメゾチント技法による作品が多数出品されていることです。このメゾチントという技法は、銅板上面に無数の傷をつけてインクを詰め込み紙に転写します。この傷を微妙に削ることによってインクの載らない明るい面を自在に作り出せるため、結果として微妙な明暗の調子を表現できます。

 彼は、これまでの木板や銅板に溝を掘ってイメージ(形像)を作る表現方法では、雲の柔らかさをどのように工夫しても思い通りに表現できなかったため、階調表現にすぐれたメゾチントという技法に挑戦して完成までに4年掛かったそうです。今回の個展に際して、筆塚さんは前半と後半の2回にわけて在廊しますので、作品制作でいろいろ苦労した点や作品の狙いなど、気軽に声をかけて楽しい団欒のひと時をお過ごしください。

前半部の日程ー10月15日(土)、16日(日)
後半部の日程ー11月12日(土)、13日(日)

筆塚稔尚 Fudezuka Toshihisa

1957 香川県生まれ
1983 東京芸術大学大学院 版画専攻 修了
1989–1990 カナダ政府給費留学 アルバータ州立大学(カナダ)
1990–1991 オタワ・スクール・オブ・アート 講師(ジャパン・カナダ・ファンド)
1999–2000 文化庁芸術家在外研修員として、クラコウ美術大学・ウッジ美術大学(ポーランド)

■ 画廊企画展
アート工房クアトラ(広島)・あーとらんどギャラリー(香川)・アートゾーン神楽岡(京都)・みさき画廊(大分)・ザ・トールマンコレクション(東京)・諄子美術館(岩手)・ヒロ画廊(和歌山)・柳沢画廊(埼玉)・養清堂画廊(東京)
ほか、国内外にて個展100回以上。展覧会の企画・運営を多数手がける。

■ 美術館企画展・国際展・グループ展・受賞
2023 「版とことば」展 ギャルリプチボワ(大阪)
2022 岡田まりゑ・筆塚稔尚 二人展 ヒロ画廊(和歌山)
   Seed Stories 展(2022– )
2020 「京都空想装丁室」展 アートゾーン神楽岡(京都)
2019 「コレクション+ギホウのヒミツ〈版画編〉」高松市美術館(香川)
   「Pianissimo」展 ビュランによる三人展 アートギャラリーミューズ(群馬)
2018 「冬の図書館」展 Gallery FUURO(東京)
   「西洋版画を視る―エングレービング:ビュランから生まれる精緻な世界」国立西洋美術館(東京)
   「秋の図書館」展 岩崎ミュージアム(神奈川)
2017 《プチボワ文庫》展 ギャルリプチボワ(大阪)
   CROSSPOINT 展 香川県ミュージアム企画展(香川)
2016 tribuna graphic 2016 クルジュ=ナポカ美術館(ルーマニア)招待出品
2014 Hangzhou Art Fair(杭州・中国)
2013 “world printmaking one” Mile End Art Pavilion(ロンドン・英国)
   “25 × 25:現代日本・オーストラリア版画”展(シドニー・オーストラリア)
2010 「日本現代版画展」ティコティン美術館(ハイファ・イスラエル)
2006 バハラート・バハマン国際版画ビエンナーレ(インド)招待出品

■ 収蔵先
滋賀県立近代美術館・宮城県立美術館・東京国立近代美術館・埼玉県立近代美術館・黒部市立美術館・塩釜市民図書館・大阪府立現代美術センター・カナダ・カウンシル(カナダ)・クリーブランド州立美術館(アメリカ)・大英博物館(イギリス)・ティコティン美術館(イスラエル)・クラコウ国立演劇大学(ポーランド)・ウッジ国立美術館(ポーランド)・パリ国立図書館(フランス)・ドレスデン州立美術館(ドイツ)・ほか

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