梶浦徳雄 Kaziura Tokuo
2017年7月15日(土)〜8月6日(日)
10:00am〜6:30pm
火曜(予約営業)、休廊:水曜
出 品: 平面作品、立体作品‥‥約20点
梶浦徳雄 Kaziura Tokuo
2017年7月15日(土)〜8月6日(日)
10:00am〜6:30pm
火曜(予約営業)、休廊:水曜
出 品: 平面作品、立体作品‥‥約20点
<オープニング 茶話会>
「 ここは何処? 私は誰?」 梶浦徳雄
日 時:7月16日(日) 11時〜12時30分
会 場:あーとらんどギャラリー
参加費:無 料
日本の芸大を卒業後、国立ウイーン美術学校彫刻科で1年間学び、一時帰国。その4年後に再びウイーンに戻り、「間」をテーマにアーティスト活動を現在まで続けておられます。今回の茶話会では梶浦さんに以下の3つの質問で活動の様子をお伺いします。
・何故、彼はウイーンでアーティスト活動を始めたのか?
・どうのようにして、彼が当地の画廊、美術館、行政機関との関係を作って行ったのか?
・彼が永年ウイーン中心の活動を持続可能にした理由は何か?
3つの質問に沿ってアーティストとしての彼の生き方やリアルな体験を、お茶をいただきながらお楽しみ下さい。
皆様のご参加をお待ちしております。
梶浦徳雄 略歴 (Kajiura Norio)
1951年岡山生まれ 1970年東京藝術大学工芸科デザイン専攻入学 1975年同大学院油画技法材料研究室入学 修了後同研究室に研究生として在籍 1981~82年国立ウイーン美術大学彫刻科に留学
その間にヨーロッパ各地の美術事情、美術と社会の結びつきに触れその密接でスムーズなあり方に感銘を受け当地での活動を志す 1986年再渡墺しウイーン市に居住。1987年ウイーン市の画廊にて初の個展。その後ヨーロッパ(ドイツ、イタリア、スペイン、リヒテンシュタイン、ベルギー等)各地、各国で発表活動を行う
1991年より日本国内(東京、大阪、京都、岡山、熊本、丸亀、長崎、神戸等)での発表活動を再開
2017年末に帰国 岡山にアトリエを設け制作、日本を中心に各地で発表活動を行う。
<茶話会の一断面>
梶浦さんが何故、ウイーンでアーティスト活動を始めたのかという茶話会の取っ掛かりの切り出しから、参加者は梶浦さんの独特の間合いの話し方に引き込まれていきました。 梶浦さんが通っていた芸大には、たまたまドイツ語圏からきた留学生の彼の友人いた。彼は国立ウイーン美術学校の教授と知り合いだった。そこで梶浦さんはその友人に教授を紹介してもらい、「いつでも来なさい」との気さくな返事をもらった。それではと梶浦さんはウイーンに出掛けたのがそもそもの始まりだそうだ。
その美術学校で彫刻を学ぶ1年の間に、彼はギャラリーや美術館等を巡り、様々な人々と交流を重ねた。ウイーンの人々は実直なゲルマン人との混血で、良い意味でのいい加減さがを持っていた。結局梶浦さんは、日本人の曖昧さはウイーンの人々と波長が合い、かつ彼らとは自分を素直に出せる感触を得たので、その4年後再びウイーンに戻ることになります。
こうして話は佳境に入り聞き入って気がつくと50分程経っていた。休憩後に個展や作品のスライドを使いながらの詳細なお話があり、あっという間に1時間半が過ぎてしまいました。
総じて、梶浦さんの「人とのつながり」が基底となったアーティストの活動は、「間」をテーマとして採用している。しかし、それは一般的に使われている意味の「間」そのものではなく、いわば意味が拡張していく「ma」であると理解できました。成る程、私はそれが永年ウイーンを拠点とした彼の活動を持続可能にしたのだと納得した。
文責:山下高志