<オープニング 茶話会>
「えかき」であり続ける為に 林 孝彦
日 時:10月8日(日) 11時〜12時30分
会 場:あーとらんどギャラリー
参加費:無 料
美大在学中の83年、銅版画とドローイングの個展活動を開始。制作者として作品を精力的に発表すると同時に、自らの立ち位置を言葉でも発信続けてきたその作家活動は、今や舞台をインターネットにも展開されています。
その制作者としての在り方を、今回忌憚なく語っていただきます。お茶をいただきながら林さんと会話を交えて、お楽しみ下さい。
皆様のご参加をお待ちしております。
・求職しないという選択 ー 立場で判断行動しない決断
・作品に従って自ら行くという選択 ー 展覧会の旅
・今、作品に従って行くことがもたらす変化 ー インターネットが
変えていくもの
<茶話会の一断面>
オープニング茶話会は、11時から開始。司会(山下)の挨拶と紹介が終わると絵のみでなく言葉でも発信を続けて来た「えかき」としての林さんは、用意してきたスライドを横にして、とりあえず参加者と近づいて話したいと椅子を移動、自分が何故「えかき」になったのか、なれたのか、幼い時からの記憶をたどりながら「えかきロード」のストーリーが始まりました。
高校2年夏から本格的に絵の勉強に取り組み、父親の反対にもかかわらず芸大受験、そして失敗。このときの苦い経験から現在の活動のバックグラウンドに繋がる・・・「絵で稼ぐためには、それを拡めなければならない」という考えが芽生えた瞬間でした。
その後の美大の時代の教授から評価を得られない状況に「自分がえかきであっていいのか」という疑問を抱きながら、もうこれで区切りを付けようと考えている矢先に賞を受け、その後トントンとえかきロードがオープンして行ったとのこと。
次第にトピックスは作品制作の細部に移り、下書きなしで制作を始め、イメージが繰り返しになる手前で描くのを止め、一つの作品は同じ気持ちで集中できる状態のときだけ描き続けることなど、参加者からの鋭い質問にクイックレスポンスしながら、気がつくと1時間30分は用意したスライドを全く使わずトークが終了してしまいました。
参加者の皆様もスライドを見ないで終わるのも納得できないようでしたので、続いて、林さんが5年も前から進めている作品のネット化を解説・・・ピンタレストやタンブラー、更にはインスタグラムやツイッター等、凄まじい勢いで拡大し続けているデジタル世界への積極的なエントリーをすすめ、その効果が芽生え始めているとの嬉しいエンディングニュースを聞くことができたスライドショーでした。
(文責:山下高志)
林 孝彦 Hayasshi Tatahiko
略歴
1961 岐阜県に生まれる
1985 武蔵野美術大学油絵科卒業
1987 東京芸術大学大学院版画専攻修了
画廊での個展を中心に発表。個展は通算180回 (うち海外17回)近年は、グローバルにグループ展やアートフェアーへも出品するとともにSNS/tumblr, instagram, pinterestでのonline作品発信を続ける。上記3つのフォロワー数は合わせて現在28,894人。
パブリックコレクション
国立国際美術館, 東京都現代美術館、大阪府立江之子島文化芸術創造センター, 滋賀県立近代美術館,岐阜県美術館, 美濃加茂市民ミュージアム, 鹿沼市立川上澄夫美術館、名古屋市美術館、豊橋市美術博物館, 黒部市美術館, セゾン美術館, アーチゾン美術館, 東京オペラシティアートギャラリー, 武蔵野美術大学資料図書館, 佐藤美術館、HOKUBU記念絵画館、クイーンズランド州立美術館(オーストラリア), ニュウサウスウエールズ州立美術館(オーストラリア), アルバータ州立大学(カナダ), ポートランド美術館(USA), ロサンゼルスカウンティ美術館(USA), ワシントン米国議会図書(USA), 国立台湾文学館, チェスタービーティーライブラリー(アイルランド)