硝子の向こう側 藤田 修
いつだって僕が見ているものは硝子の向こう側。
世界中の情報はPCのディスプレイから覗くことが出来るし、コンパクトにまとめたニュースはTVの報道番組から。
そうそう、新聞も最近はタブレットの画面で見ている。
家族や友人からのメールは小さな携帯電話の画面に届く。
だから、みんなガラスの向こう側からやってくる。
僕が作って展示する版画作品も箱に入ったオブジェもみんなガラスの向こう側にすまして納まっている。
ついでに言えば、僕は目が悪いのでいつもメガネのレンズ越しに世の中を見ている。
考えてみると僕が目にするものはみんなガラスの向こう側。
そんな視点に気がついて今回の個展は形作られて行きました。
版画作品はフォトポリマーグラヴュールと言う技法を使い日常のありふれた一コマ一コマを切り取って非日常化してしています。
これも最初はカメラのレンズで切り取られたもの。
オブジェ作品は工房に集まって来た気になったモノとモノを組み合わせたりしながら新しいイメージを箱の中に組み立てました。
箱の前には必ず2mm 程度のガラスがはめ込まれています。
目にしたニュースが人によって少しずつ情報のズレが生じるように、僕の作品も見る人によって様々な感じ方があるでしょう。
でも、その情報は決して悲しいものではなく、深く、そして柔らかく心の中に納まってくれることを願っています。
今回「あーとらんどギャラリー」で個展を開催させて頂くことになりました。
四国(丸亀)の地での展覧会は初めてになります。
一人でも多くの方に見て頂ければ幸いです。
どうぞ小さなガラスの向こう側を覗きにいらして下さい。
飛行機の窓ガラスから、瀬戸内の海は見えるでしょうか。
とても楽しみにしております。
藤田 修
1953 横須賀市に生まれる 1979
多摩美術大学絵画科油画専攻卒業
個展
2015 ONE DAY 2015 (アトリエK /横浜)
- select - (JINEN GALLERY/東京)
硝子の向こう側 (ARTLAND Gallery /丸亀)
再生 REBORN (ギャラリエ・アンドウ/東京)
2016 DAY (Monochrome Gallery RAIN/東京)
Lost Time(ギャラリー白川/京都)
Lost Time (Gallery惺SATORU/東京)
藤田修展 (スペース三季/横須賀)
Select (Art Gallery M84/東京)
2017 Diary - 降りそそぐ言葉 - (ギャラリエ・アンドウ/東京)
2018 Monochrome gallery RAIN/東京
アートギャラリーミューズ/前橋
Gallery惺SATORU/東京
2019 Monochrome gallery RAIN/東京
ギャラリエ・アンドウ/東京
2020 岩崎ミュージアム/横浜
アトリエK/横浜
2022 ギャラリー白川/京都
Monochrome gallery RAIN/東京
Gallery惺SATORU/東京
2023 ARTLAND Gallery /丸亀
受賞
1990 第18回日本国際美術展・ブリヂストン美術館賞受賞
1992 第21回現代日本美術展・国立国際美術館賞受賞 1993 和歌山県立近代美術館賞
1995 横浜美術館賞受賞
パブリックコレクション
神奈川県、神奈川県民ホ-ル、多摩美術大学、アーティゾン美術館、横浜市民ギャラリ-、国立国際美術館、和歌山県立近代美術館、愛知県立芸術大学、神奈川県立近代美術館、横浜美術館、山中湖美術館、東京オペラシティ・アートギャラリー、山梨県立美術館、府中市美術館、横須賀美術館、町田市立国際版画美術館 他