私の表現方法と表現内容  出店久夫

私の作品は、1985年以来、変わる事なくモノクロ写真を切り抜き貼ってのコラー ジュ画を作り、それを原図としてネガ撮りする折にレンズの前にガラス玉を置き、その中に映るブレ流れの入った画像を撮影する方法にて制作され続けております。それら使用する写真は、すべて自写真、自プリントにて、最後の彩色完成までの工程は家内工業的手技です。

今ではデジタル化が進み、どの様な表現もコンピューターにて出来るのですが、私はデジタルのツルツル・ピカピカにはついて行けません。アナログ銀粒子のツプツブ,ザラザラの物質感に心は同調するからです。撮影や暗室作業をへての繰り返しの手作 業によって、頭脳は動き閃いてもくるからです,
21世紀に入り、ますます混迷を探める時代を生きる私は、シュールを内包してのポップアートを目指して、昨年より0号〜3号大の箱物ミニアチュール作品を実験的に制作しております。

写真画面中に、取るに足らぬ様な小石・ビーズ・ガラス玉などと共に、菓子箱の中に入っている食玩具の人形達もアッサンブラージュいたしておりますのは、大衆性の有る人形達を使うことにより、私的な作品画面に社会性を持たらしめ、そのアンバランスなギャップのおかしみを楽しんでいただこうとの思いからです。是非多くの方にご高覧いただきますようご案内申し上げます。

出店久夫 Demise Hisao

1945年 福井県に生れる
1975年 スペイン国立アカデミー・シルクロ・ベジャス・アルテスに学ぶ

個展
1976年 ギャルリー観(京都)'80
1980年 みゆき画廊(東京)'83、'86、'89
1988年 一世界・反世界ー INAXギャラリー2(東京)
1989年 ABCギャラリー(大阪)
1990年 バンブーギャラリー(東京)、一虚数の時間・実の時間ー ギャラリーam(東京)
1991年 調布画廊(東京)'93、'96、'99、'00、'02、'05、'07
1992年 愛宕山画廊(東京)'94
1994年 ギャラリーTAGA(東京)
1995年 ギャラリー4GAT S(東京)
1996年 ギャラリーA.C.S(名古屋)
1997年 あーとらんどギャラリー(丸亀市)
1999年 ーフオトワーク、絵画の言葉一 江寿画廊(京都)
2000年 一写真と絵画の狭間ーアートハウス十ノイエス朝日(前橋市)
2001年 三番町ギャラリー(川越市)
2003年 一私の記憶・時代の記憶ーギャラリー4GATS(東京)
2005年 ーさまざまな眼144ー有象無象戯画図、川崎IBM市民文化ギャラ
リー(川崎市)、ギャラリー川船(東京)
2006年 ギャラリ一風画(埼玉)
2009年 一百個撩乱一 双ギャラリー(東京)

グループ展、その他、
2005年 戦後60年企画今日の反戦展(原爆の図丸木美術館、埼玉)’06、’07
2006年 第9回岡本太郎記念一現代芸術大賞展(川崎)与刀当代芸術展 JINGART GALLERY(上海)
2007年 第8回小磯良平大賞展(賞候補)神戸
2008年 岩崎ミュージアム第232回企画展・アジアのアートシーン/そのA
一身体と日常の記憶一、車基律・出店久夫 二人展(横浜岩崎ミュージアム)
2009年 九条美術展(埼玉県立近代美術館)

パブリック コレクション
和歌山県立近代美術館、滋賀県立近代美術館、埼玉県立近代美術館、神奈川県民ホールギャラリー、徳島県立近代美術館、北海道立帯広美術館 他