私の表現方法と表現内容 出店久夫
私の作品は、1985年以来、変わる事なくモノクロ写真を切り抜き貼ってのコラー ジュ画を作り、それを原図としてネガ撮りする折にレンズの前にガラス玉を置き、その中に映るブレ流れの入った画像を撮影する方法にて制作され続けております。それら使用する写真は、すべて自写真、自プリントにて、最後の彩色完成までの工程は家内工業的手技です。
今ではデジタル化が進み、どの様な表現もコンピューターにて出来るのですが、私はデジタルのツルツル・ピカピカにはついて行けません。アナログ銀粒子のツプツブ,ザラザラの物質感に心は同調するからです。撮影や暗室作業をへての繰り返しの手作 業によって、頭脳は動き閃いてもくるからです,
21世紀に入り、ますます混迷を探める時代を生きる私は、シュールを内包してのポップアートを目指して、昨年より0号〜3号大の箱物ミニアチュール作品を実験的に制作しております。
写真画面中に、取るに足らぬ様な小石・ビーズ・ガラス玉などと共に、菓子箱の中に入っている食玩具の人形達もアッサンブラージュいたしておりますのは、大衆性の有る人形達を使うことにより、私的な作品画面に社会性を持たらしめ、そのアンバランスなギャップのおかしみを楽しんでいただこうとの思いからです。是非多くの方にご高覧いただきますようご案内申し上げます。