杉浦麻里子 作家コメント
私の制作テーマは「消費と再生された日常」である。日々の生活の中で使い捨てられるダンボールやクラフト紙は、役割を終えた瞬間に無価値とされる。しかし、その質感や色、軽やかさの中には再び形を与えられる可能性が潜んでいる。私はそれらの素材を拾い上げ、再構築することで消費社会の循環の中に新たな価値を見出そうとしている。
ペーパーアートによる半立体作品は、切る・重ねる・折る・曲げるといった単純な工程の積み重ねから生まれ、更に絵画的手法も取り入れる。脆く、一時的な素材である紙が構成の中で形を持ち始める時、そこには「再生」という行為の確かな手応えがある。素材の持つ時間性と可塑性を可視化することが、私にとっての造形行為の核心である。
これまでの展示では、海外で暮らす誰かの部屋を思わせるような空間を構成し、ダンボールのレコード、クラフト紙のブーツ、ランプ、食品など異国の生活を想起させるモチーフを通して消費と再生の関係を静かに浮かび上がらせる。使い終えた素材が再び「日常」をかたちづくるとき、その風景にはもう一度、人の暮らしの温度が宿ると感じている。
生年 2004年 京都精華大学 芸術学部 デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻 卒業 2024年 「A room in Brooklyn」Gallery 04(大阪) 2025年 「龍登と瀬戸と瀬戸内と」FabCafe Nagoya(愛知) 2025年 CONNECT岡山本店ショールーム ワークショップ 2022年 「KUKAI RECORD」(弘法大師空海御誕生1250年記念制作)善通寺市役所ロビー(香川) 2022年〜 NPO法人アーキペラゴ 芸術士として活動 杉浦 麻里子
1981年 兵庫県生まれ学歴
主な個展
2023年 「RECORDS and FOODS」sando sand stand(琴平)
2022年 「Transformation +」(丸亀)
2021年 「Transformation」(丸亀)
2006年 「isolation: independence」STREET GALLERY(神戸)
2005年 「marikoaoki solo exhibition 2005」Gallery Space ○△□(京都) 主なグループ展
2025年 「幻のミュージアムショップ」(岡山)
2024年 「幻のミュージアムショップ」(岡山)
2023年 「幻のミュージアムショップ」(岡山)
2023年 「RECORD LOVER」ORAB RECORD(岡山)
2008年 「Chelsea International Fine Art Competition」Agora Gallery(ニューヨーク)
2006年 「男のカタチ・女のカタチ展」(京都)
2006年 「サバイバル・エイジ」(大阪)
2005年 「芸術家の多様性を表現者の祭典」(大阪)
2004年 「LOVE LETTER」(京都) プロジェクト・ワークショップ
2024年 東山魁夷せとうち美術館 ワークショップ(香川)
2013年〜 クラフト・美術ワークショップ(一般・子ども向け)(香川)
2013年〜 子ども向け大型アートプロジェクト(香川)
2020年〜 ペーパーアートワークショップ(香川) コミッション・収蔵等
活動