ディメンション Zero 展 EY-3
2024年03月09日(土) 〜 2024年03月31日(日)
片岡理森 メッセージ
いつもは何度も色を重ねたり、削ったりして、重厚さが出るように制作をしています。今回の企画展の趣旨をお伺いして、いつもの工程は一旦捨て去って、やったことのない技法を使ってみようと思いました。
私が今回使ったのは、パウル・クレーが考案した油彩転写技法です。油彩のブラックで転写紙を作り、画用紙の上に置いて、その上から描きます。描き写すことは簡単にできるのですが、アクセントとなる刷毛の跡や手の圧力の跡などがなかなか写らなくて苦労しました。
薄く着色したのは水彩絵の具です。モノトーンで仕上げるか悩みましたが、よりアクセントが際立つように思えたので1色だけ着色しました。いつかやってみたいと思っていた技法に挑戦できて、良い機会をいただきました。
片岡理森(かたおか・よしもり)
東京在住。多摩美術大学(油画)卒業後、個展を中心に、国内外の企画展やアートフェアで作品を発表。画材はアクリルやオイルパステルなどのミクストメディアで、コラージュも取り入れながら独特の世界観を表現する。
[近年の主な活動]
<国内>
2023年11月 個展 孔雀画廊(東京)/2023年4月-7月 企画展「現代作家たちが描いたクレパス画展」(鳥取,大阪,東京)
<海外>
2023年5月 企画展「IN BETWEEN THE LINES」(Madrid,Spain)/2023年3月 アートフェア「(un)fair Milano」(Milano,Italy)/2022年8月 企画展「Quick Art Finder Group Exhibition」(London,UK)