原 博史 テキスト
20年前自分の制作する根本を見つめ描く行為や表現する素材から問い直し、素材の持つ特 性を生かし、表現はミニマルに約10年「水刻のドローイング」(※現代思想家合田正人氏 の命名)と題した作品群で表現を磨いた。
2015年に墨を作る過程で生ずる煤を研究していた時、偶然に油を燃やした焔を画面に直接 あてることで現れる煤の美しい黒色に出会いその黒色のわずかな変化が生み出す色彩と浮 遊感に魅せられた。そして数々のバリエーションの作品を制作し7年が経過した。
そして昨 年、思わぬ病に見舞われほとんど制作できぬ日々が続いた。人間は、限られた命の中で生 活し終えていく、その当然のことを否応無く実感させられた。今後の制作時間は、短いも のになるかもわからない。長くても知れているだろう。時間とはなんだろう?そんなこと が次々と頭をめぐる日々が続いた。
そうして今回、発表の機会を得てこれまでの焔が生み出す偶然の世界にわずかな意思を込 めて細いタッチを描き込んだ。ストローク(描き込む勢い)は意識しているが方向性はバ ラバラ。生命が誕生して活動し始めた現象を俯瞰的に捉えるとどう見えるのか?という問 いを持って制作した。
原 博史(本名:谷川博史) 略歴
まんのう町<香川県>在住
1956年 香川県に生まれる。
1979年 多摩美術大学絵画科 卒業
【個展】
2025年「原博史・混沌とノイズ」かまどホール (香川県/坂出市)
2024年「原博史展・海岸寺障壁画とともに」中津万象園丸亀美術館(香川県/丸亀市)
2023年「原博史展×谷川博子展」あーとらんどギャラリー(香川県丸亀市)
2022年「原博史1975〜2022展」アートエコーギャラリー(香川県/まんのう町)
2012‛14‛〜 ‘17‘19’21年 あーとらんどギャラリー(香川県/丸亀市)
2019年「かまどホール」(香川県坂出市)、「ギャラリーうみか」(香川県多度津町)
2016年「Hara Hiroshi works」がArt Beatus HK(香港)
2007‘08‘10‘15 ‘18年 ギャラリーなつか (銀座、京橋・東京都)
2008年「Hara Hiroshi works」Art Beatus Van(バンクバー市)
【公募展・グループ展】2000年以降抜粋
2026年 3月「アートエコーまんのう・山の芸術祭2025」(香川県/まんのう町)
2025年 11月「art study 小さな野外展」富士ヶ嶺グリーンクラブ前の野原(山梨県/河口湖市)
2025年 3月「第7回山の小さな展覧会」ことなみ未来館 他(香川県/まんのう町)
2024年 11月「明日に架ける・Biridgeover all art」旧辻小学校(香川県/三豊市)
2024年 9〜12月森の芸術祭晴の国・岡山「赤で彩るアート展」吹屋ふるさと村「旧片山家住宅」(岡山県/高梁市)
2024年 6月「異色の4人展」善通寺市美術館(香川県/善通寺市)
2024年 3月「第6回山の小さな展覧会」(香川県/まんのう町)
2023年 3月「アートエコーまんのう+山の小さな展覧会2022・呼応」(香川県/まんのう町)
2021年 11月「たどつアートフェスティバル2021」香川県/多度津町 屏風ヶ浦・海岸寺 「第3回山の小さな展覧会」香川県/まんのう町 ことなみ未来館