「作品に対するこだわり:純粋な黒色の表現」  原 博史

作品に対する思い:美術家として様々な作品制作を行っているが、常に制作に取り組む姿勢と自分の生き方と一致するものでありたいと願っている。

なぜ作品を作るのか?:作品は、私の心の表現でありごまかすことのできないもので自分の分身とも言える。また子どもは、遺伝子を受け継ぎながらも独自の人生を歩み独り立ちしていくように作品は、自分の思いとはまた別の解釈で評価されることもある。様々な生物は、子孫を残す本能を持ち合わせているように、私に取って作品制作は必然である。

制作において心がけること:誠実に取り組むこと。そのことを自分に言い聞かせ、1日のうちで最もコンディションのよい時を選んで制作する。湧き上がる自己の思いに囚われ、気持ちだけが先走らないように。
最初に自分の思いを確認して素材を選定し、素材と向き合い表現の可能性を探るための様々な実験を行う。10年続けた和紙と墨の表現においては生成過程、歴史を研究主題にした。表現は、素材の特性を活かすためにミニマルな表現となった。




コンセプト:「無意識界の表現と浄化」  原 博史

現在取り組んでいる油煙を用いた平面作品は、純粋な黒色の美しさを求めたことから始まった。油が燃え、立ち上がる炎の形が和紙やキャンバスに定着される。偶然性に支配さる作品で自分の意識を超え無意識の領域に入っていく。おそらく完成した作品を鑑賞する方々も同じ体験をするはずだ。

作品タイトルに付けた「焔」とは嫉妬とか妬みなどの負の感情の意味が含まれている。これらの感情は人間が意識して生まれるというより抑えようとしても抑えきれずに湧き上がるものではないだろうか?それを目に見える形にして見つめ向き合うと無意識界から意識界に転移しコントロール可能になる。炎が浄化してくれたのかもしれない。

原 博史(本名:谷川博史)  略歴

まんのう町<香川県>在住
1956年 香川県に生まれる。
1979年 多摩美術大学絵画科 卒業

【個展】
2025年「原博史・混沌とノイズ」かまどホール (香川県/坂出市)
2024年「原博史展・海岸寺障壁画とともに」中津万象園丸亀美術館(香川県/丸亀市)
2023年「原博史展×谷川博子展」あーとらんどギャラリー(香川県丸亀市)
2022年「原博史1975〜2022展」アートエコーギャラリー(香川県/まんのう町)
2012‛14‛〜 ‘17‘19’21年 あーとらんどギャラリー(香川県/丸亀市)
2019年「かまどホール」(香川県坂出市)、「ギャラリーうみか」(香川県多度津町)
2016年「Hara Hiroshi works」がArt Beatus HK(香港)
2007‘08‘10‘15 ‘18年 ギャラリーなつか (銀座、京橋・東京都)
2008年「Hara Hiroshi works」Art Beatus Van(バンクバー市)

【公募展・グループ展】2000年以降抜粋
2026年 3月「アートエコーまんのう・山の芸術祭2025」(香川県/まんのう町)
2025年 11月「art study 小さな野外展」富士ヶ嶺グリーンクラブ前の野原(山梨県/河口湖市)
2025年 3月「第7回山の小さな展覧会」ことなみ未来館 他(香川県/まんのう町)
2024年 11月「明日に架ける・Biridgeover all art」旧辻小学校(香川県/三豊市)
2024年 9〜12月森の芸術祭晴の国・岡山「赤で彩るアート展」吹屋ふるさと村「旧片山家住宅」(岡山県/高梁市)
2024年 6月「異色の4人展」善通寺市美術館(香川県/善通寺市)
2024年 3月「第6回山の小さな展覧会」(香川県/まんのう町)
2023年 3月「アートエコーまんのう+山の小さな展覧会2022・呼応」(香川県/まんのう町)
2021年 11月「たどつアートフェスティバル2021」香川県/多度津町 屏風ヶ浦・海岸寺  「第3回山の小さな展覧会」香川県/まんのう町 ことなみ未来館