<オープニングトーク>
周豪さんを囲んで下記のオープニングトークを開催致しますのでお忙しいとは存じますが、お気軽にご出席賜わりますようご案内申し上げます。
日 時 : 10月 11日(土)17:00〜18:30
会 場 : あーとらんど ギャラリー
参加費用 : 無 料
周豪・回想録「絵描きになりたい少年の話」をベースに、周さんが、文化大革命という激動の時代に育ち、日本留学を果たして今日に至るまでの歩みをお話しいただきながら、政治から文化まで密接に関わり続けてきた中国ー日本の文化状況をも含めて、皆様といっしょに語り合います。
<周豪・回想録「絵描きになりたい少年の話」の一節>
「1966年、十年に渡る「文革」(全称:無産階級文化大革命)が始まった。 周囲の天変地変は丁度六歳だった僕には恐怖と驚きというよりも、ドラマーのワンシーンのようだった。幸も不幸も僕の小学から高校までの時期がこれに重なっていた。••••••••••••••••
当時、街中の至る所に、革命ポスターと政治漫画まじりの壁新聞、「これが美術だ」と、結果的にそれらは僕の絵におけるファーストレッスンだった。今にして思えば、それらの様式化された絵は決して上手とは言えないが、強烈なインパクトがあった。」
■ 周豪展トークの音声 ー 全体編と対話編
周豪さんを囲んでのオープニングトークは盛況裏に終了。ご参加いただいた皆様、有難うございました。周豪さんはトークを終えて、ホッとされていました。 今回ご参加いただけなかった皆様にも、周さんのトークをお聞きいただけるように、トークの音声を下記にアップしましたので、お聞きください。
トークの音声は、全体編と対話編で編集しています。
<全体編>は、今回のトークの全体を、音声01から音声04に分けています。「周さんの回想録」は、「音声02 周豪さんの回想録編」でお聞きください。
<対話編>は、周さんと参加者との対話を、対話01から対話11話に分けています。
尚、収録音声が小さいので、ボリュームを上げてお聞きください。また、( )の中の数値は収録時間です。
<全体編>
<対話編>
註1 「投票」とは、今回の個展に出品されている油彩作品18点と墨絵作品7点の中から、参加者にそれぞれ好きな作品を1ー2点投票(作品の横にポストイットを貼付)していただきました。
註2 周豪さんの書かれた「簡素」ゆえに「豊饒」(左側の欄の下側を参照) の中の記述を参照。
註3 同上
略歴・主要展覧会歴・収蔵先
1960年、中国・上海市に生まれる。6歳から高校までの約10年間を文化大革命の時代に過ごす。
1983年、私費留学のため来日。翌1984年、武蔵野美術大学造形学部油絵学科に入学。 3年次に新設された版画コースへ進み、同コースの第一期生としてリトグラフを学ぶ。 この時期から作品は次第に抽象的な表現へと変化していった。
同時期に柳宗悦の民藝思想に触れて感銘を受け、鈴木大拙の禅に関する著作などをきっかけに、 自国の古典文化を意識するようになる。 老荘思想の書物を繙く一方、日本および西洋の現代美術にも関心を寄せた。
1987年、小山敬三美術振興財団の奨学金を受け、 第1期アジア美術留学生として山梨県の白樺美術館で滞在制作を行う (東京吉井画廊協賛)。
1988年、武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画コース卒業。 1989年、日本政府(文部省)奨学金を受ける。 1990年、武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻版画コース修士課程修了。
大学院修了後、東京・東麻布にあった益田祐作主宰の版画工房MMGに入社。 描版と刷りの仕事に携わりながら、自身の版画作品の制作・発表を続ける。 2003年に退社し、以後、作家活動に専念する。
2008年、2010年の二度にわたり、益田祐作の斡旋により、 フランスの Atelier Rémy Bucciali で銅版画を制作。 2016年、LOVEART – Summer Artists Residence Project に参加し、 イタリアで滞在制作を行う。
上海と横浜を拠点に生活し、制作活動を続けた。 日本と中国を中心に個展を開催するとともに、 国内外の国際版画展やアートフェアに参加した。
2023年9月、逝去。享年62。