個展に寄せる言葉 原 博史
9年間和紙と墨の表現の可能性を追求してきた。動機は、制作者と素材との関係を見つめ直すこと、素材の持つ美を感じ取り大切にすること、その為にミニマルな表現を心がけること以上3点を特に気にしながらの表現活動であった。十分なものであったとは思えないがさらに進化させる為の模索として今回、油彩絵の具、キャンバス表現との対比を試みて素の美をもう少し深めて感じ取ろうと試みた。
制作に際してイメージを排して行為自体を重視しようと考えていたがいつからか自然現象に則したタイトルをつけるようになった。実際制作においては、具体的にイメージすることなく抽象的な感性で感じとる自然観である。そこには光の現象も含まれる。
観念的な光である。「明」と「暗」、「生」と「死」、「光」「闇」などが感じられるが画面を2つにわけ両者を隔てるのではなく境目を曖昧にしたグラデーションを多用し二元論的にならず一体として表現した。こうした点は継続しながらも表現素材を対比させることで新たな展開が生まれると信じている。
原 博史(本名:谷川博史) 略歴
まんのう町<香川県>在住
1956年 香川県に生まれる。
1979年 多摩美術大学絵画科 卒業
【個展】
2025年「原博史・混沌とノイズ」かまどホール (香川県/坂出市)
2024年「原博史展・海岸寺障壁画とともに」中津万象園丸亀美術館(香川県/丸亀市)
2023年「原博史展×谷川博子展」あーとらんどギャラリー(香川県丸亀市)
2022年「原博史1975〜2022展」アートエコーギャラリー(香川県/まんのう町)
2012‛14‛〜 ‘17‘19’21年 あーとらんどギャラリー(香川県/丸亀市)
2019年「かまどホール」(香川県坂出市)、「ギャラリーうみか」(香川県多度津町)
2016年「Hara Hiroshi works」がArt Beatus HK(香港)
2007‘08‘10‘15 ‘18年 ギャラリーなつか (銀座、京橋・東京都)
2008年「Hara Hiroshi works」Art Beatus Van(バンクバー市)
【公募展・グループ展】2000年以降抜粋
2026年 3月「アートエコーまんのう・山の芸術祭2025」(香川県/まんのう町)
2025年 11月「art study 小さな野外展」富士ヶ嶺グリーンクラブ前の野原(山梨県/河口湖市)
2025年 3月「第7回山の小さな展覧会」ことなみ未来館 他(香川県/まんのう町)
2024年 11月「明日に架ける・Biridgeover all art」旧辻小学校(香川県/三豊市)
2024年 9〜12月森の芸術祭晴の国・岡山「赤で彩るアート展」吹屋ふるさと村「旧片山家住宅」(岡山県/高梁市)
2024年 6月「異色の4人展」善通寺市美術館(香川県/善通寺市)
2024年 3月「第6回山の小さな展覧会」(香川県/まんのう町)
2023年 3月「アートエコーまんのう+山の小さな展覧会2022・呼応」(香川県/まんのう町)
2021年 11月「たどつアートフェスティバル2021」香川県/多度津町 屏風ヶ浦・海岸寺 「第3回山の小さな展覧会」香川県/まんのう町 ことなみ未来館