藏本秀彦 Kuramoto Hidehiko

筑波大学大学院芸術研究科修了。学生の頃より和歌山版画ビエンナーレ、西武版画大賞展、クラコフ国際版画トリエンナーレ、ブダペスト国際展など版画領域で独自な手法が注目される。その後「毎日現代展」に連続出品。「安井賞展」「VOCA」「ACRYL AWARD」「FACE」「ART OLYMPIA」などのコンクールや「CROSSPOINT」(香川県立ミュージアム)、「高松市美術館コレクション+木村忠太とこぼれる光の中で」(高松市美術館)、「国讃めと屍」(瀬戸内海歴史民俗資料館)、「せとうちの大気―美術の視点」(香川県立ミュージアム)などの企画展に出品。その他、蝉丸(山海塾)、梅津和時(sax)、岩下徹(ダンス)、高橋芙美(渋さ知らズ)などコラボレーションも多い。
個展「Babel」を(1つだけ美術館)で開催中。(9/2-9/30)

藏本秀彦  作品「Think while walking with dog」について

満濃池は犬の散歩で立ち寄る場所のひとつです。弘法大師空海が再築した日本最大級の灌漑用溜池として有名です。
ふと足元を見ると名前の知らない花弁が雨に流され地面に模様を作っています。その様子をトリミングして撮影します。 木々の枝は絡まり混沌とはしていますが決して不気味だとか嫌なものではありません。自然の営みに思いを馳せ、ひぐらしの鳴き声を聞きながら歩きます。 犬は尻尾をぶんぶんと振り回しています。
あまりに普通すぎて、こんな日常の些細なことは忘れ去っていきますが、このことを繋ぎ止めておくことが今は大切な気がしています。